電気工事士への道42
2009年06月20日 電気工事士への道42
この問題は100Vと200Vが使われているタイプの問題ですね。それぞれの配線用遮断器(ブレーカー)は端子台で代用です。配線自体は200Vはコンセントへ、100Vはスイッチ、器具、コンセントなのであまり難しくありません。ただし、ブレーカーの使い方は覚えてくださいね。
配線用遮断器(ブレーカー)には2極2素子(2P、2E)のものと2極1素子(2P、1E)のものがあります。素子とは簡単に表記するならば電流を測っている部分です。1素子ならば1箇所、2素子ならば2箇所あります。1素子の場合には、電流が流れているのは黒線ですので、こちらに素子が入っている方を接続しましょう。器具に電流が流れる前に遮断します。反対に接続した場合には、過電流が器具を流れた後で遮断する事になってしまい、器具が壊れてしまいます。素子が入っているほうはL、入っていないほうはNと記載してあります。200Vの場合ですと、接地、非接地がありませんので、1素子には使用できません、2素子の場合には両方に素子が入っていますので、どちらにつないでも構いません。
つまり、1素子のものは100Vにしか使用できませんが、2素子のものは200Vと100Vどちらでも使用可能です。
端子台代用の場合にも端子台にN、Lの表記がありますので、間違えずに接続しましょう。
この事をふまえて、まずは材料を用意します。
いつものように寸法に切断し、接続に必要な部分の被覆を剥ぎ取りましょう。
次に各器具へ接続しましょう。
端子台への接続です。上からN、L(100V)、L1、L2、ED(接地端子)(200V)です。
最後に各部を接続しましょう。
これで完成です。後は形を整えてください。
配線用遮断器(ブレーカー)の接続は公表問題5番でも同じですよ(担当 suga)
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